脳内妄想

小説メインの文章を書くこと全般についてのブログ。

小説メインの文章を書くことについてのあれこれ。

小説投稿サイトの読者は「ストレスがない」ものを求めている

先月、「LINEノベル」が開始されたそうで。

nlab.itmedia.co.jp

小説投稿サイトが次々とサービスを開始して、「小説投稿サイト」戦国時代になるのではと思ってます。というか、すでに戦国時代じゃないですか。

 

どこの小説投稿サイトでも、いわゆる「なろう系」と言われている異世界転生ファンタジーが主流。ほぼテンプレと化してます(白目)。そのことに言及している記事が下記。

gendai.ismedia.jp

記事のサブタイトルにもある通り、若者は「徹底的にストレスのない物語を求めて」いるから。「スキマ時間にちょっと気持ちよくなれるコンテンツをスマホで消費する」ために、小説投稿サイトでストレスのない物語を読んでいるとのこと。

スマートフォンでスキマ時間を埋めるという目的のためか、(連載していたとしても)2000〜3000文字が、1話あたりの最適な文字数と、記事の中では分析されています。というか、以前は1話あたり5000文字前後だったのですか…。

 

小説を投稿する側としては、2000~3000文字の小説を(ほぼ)毎日投稿し続けることになる訳で。

毎日書く時間を確保して書き続けて投稿するのも大変なのですが、1話あたりの文字数が減っているということは、少なくなった文字数の中で、読者をきっちり満足させる内容を書かなくてはならないという制限がついたとも考えられます。

 

(連載小説の場合)あらかじめ1話分の小説を投稿しておいて、日時を指定して公開という「予約投稿」という機能を使うという手段が、ほとんどの小説投稿サイトにはあります。

 

この「予約投稿」機能を有効に使うとしたら、先に小説をまるっと一本書き終えて。

その書き終えてある小説を、2000~3000文字ずつに「小分け」して、予約投稿機能を使って毎日公開していくという方法が、理想的なのではないかと思うのです。

小分けする手間と、予約投稿機能の設定の手間はありますが、読者としては「(すでに出来上がっている小説を)少しずつだけど毎日楽しめる」ことになるのでストレスなく読み続けられる。作者としても、見た目上は「毎日公開している」ことになるので、一度作品が掴んだ読者が離れていくリスクも少ないのではないかと。…これは、小説投稿サイトに限定した、読者が離れて行きにくい理想的な方法だと思いますけど。

 

ちなみに、「本好きの下剋上」は、小説投稿サイトの老舗「小説家になろう」で、毎日投稿されていた作品だそうで(汗)。